NATSUMI OKUMURA

奥村奈津美

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【台風対策①】これだけは抑えて!台風対策3選╎暴風・豪雨・高潮を事前に備えて命を守る!(動画あり)

By Published On: 2023年10月5日Categories: 防災YouTube1.7 min read

今回は台風対策についてお伝えしていきます。
台風対策のポイントは3つあります。

①暴風
②豪雨
③高潮

台風が発生しても慌てないように
ポイントを3つに絞って基本的な内容をご紹介していきます。


目次


動画でご覧になる方はこちら

台風対策のポイント

①暴風
②豪雨
③高潮

①暴風

暴風での対策、窓を守ることがカギとなってきます。

物などが飛んできて、窓が割れてしまうと
その風がそのまま家の中に入ってきます。
すると、天井や屋根を飛ばしてしまう力になってしまいます。

そのため窓を守ることが1番重要です。

また一緒に確認してほしいのが、
雨戸やシャッターがついているかどうかです。

もし雨戸やシャッターがついていたら、
きちんと閉まるかどうかを確認してください。

もし閉まらなかった場合は修理してもらうなど、
台風シーズンになる前に雨戸やシャッターの点検をしましょう。

雨戸やシャッターがついていない場合は、
飛散防止フィルム」を窓ガラスに貼って対策をしてください。

もし万が一、窓ガラスが割れても飛散を防止してくれます。
ガラスが飛び散らないようにしてくれるフィルムが
ホームセンターなどで売っています。

地震対策にも役立ちます。
飛び散った破片で怪我をするリスクも減るので、
台風対策、地震対策としても飛散防止フィルムを貼ってください。

もし対策が間に合わなかった場合、
養生テープや段ボールで対策していきます。

しかし飛散防止フィルムほど
効果は期待できないため、事前に貼って対策してください。

②豪雨

豪雨には掃除が大事になってきます。

  • 雨どい
  • 側溝
  • 用水路

以上の場所を点検していただき、
もしゴミがある場合は掃除してください。
これも立派な対策の一つです。

雨どい
✔雨どいは壊れてないか
✔落ち葉は詰まっていないか

側溝
✔ゴミはないか?
✔雨水ますを塞いでいないか?
✔落ち葉が詰まっていないか?

側溝は穴があるためゴミが詰まりやすい状態なので、
塞がっていないか、落ち葉で詰まっていないかを点検し
こまめに掃除してください。

✔用水路
12年間、全国の被災地を回っていますが、
最初に溢れ出す場所は用水路です。

そして意外と忘れがちなのがベランダとか屋上の掃除です。
実はベランダや屋上の排水口が詰まっていると、
そこから水があふれたりして浸水する恐れがあります。

屋上がプールのようになったり
ベランダから水が入り込んできたりなどの事例もあります。

点検をして、きれいに掃除して豪雨に備えましょう。

浸水対策:貴重品は上層階へ

豪雨が降ると、水に浸かってしまう被害が発生します。

浸水対策では大切なものを上の階、高い場所に
収納しておくというのが大事です。

  • 重要書類
  • 写真などの思い出の品
  • 高級品、高級家電
  • 備蓄

以上の大切なものは2階以上の
高い階、高い場所に収納しておきましょう 。

普段から上層階に保管しておけば、
いざ台風がきても慌てることはありません。

1分でできる防災診断:pasobo

実際に自宅がどのくらい浸水してしまうのかを確認しましょう。

ハザードマップでも確認できますが、お勧めはpasoboです。

私が監修させていただいた防災サービスですが、
設問に答えていただくだけで
1分で自宅のリスクが見える化されるサービスになっています。

pasoboを使うと自宅がどのくらい浸水するのか、
またその対策も分かるため、ぜひ試してみてください。
診断は無料でご利用いただけます。

浸水被害の対策

被害を軽減するためには
水嚢、土嚢を使った対策もあります。

雨がたくさん降ると排水が間に合わず
汚い水が逆流してきます。
対策として有効なのが水嚢や土嚢です。

水嚢の作り方

①ゴミ袋を2枚用意する
②水を半分ほど入れ、固く縛る
③トイレやお風呂場など全ての排水溝に置く

ポイントは「全ての排水溝に置く」ことです。
どこか一箇所でも置いていない所があると
そこから水が逆流してきてしまいます。

そのため全ての排水溝に
水嚢を置くことを徹底してください。

土嚢もしくは止水版

「土嚢ステーション」を
各自治体で作っている所もあります。

被害が起こってから貰いに行くのは大変なうえ
混雑もするため、早めに貰いにいきましょう。

土嚢を積んで玄関などに置きましょう。
置く理由は低くなっているところから
水が入ってこないようにするためです。

土嚢の効果は一時的なもので
止水効果もそこまで高くないといわれています。
そこでオススメなのが「止水版」です。
土嚢の100倍も止水効果があると言われていて、
設置も簡単で女性でも一人で運べます。

土地の低いエリアに住んでいる方は
ぜひ対策をしてください。

避難しなければ命を守れない危険エリア3つ

避難しなければ命を守れない
危険なエリアもあります。

①深い浸水
②家屋倒壊等氾濫想定区域
③土砂災害リスクあり

①深い浸水

例えば平屋に住んでいる
2階以上あるものの上に上がれないなどの
住宅に住んでいる方は避難しないと命が守れません。

②家屋倒壊等氾濫想定区域

ちょっと難しい名前ですが、この区域は川沿いに多く、
川が氾濫してしまうと家ごと流されてしまうリスクがあります。

画像の赤丸のついたエリアに住んでいる方は
避難しないと命が守れません。

③土砂災害のリスク

「土砂災害警戒区域特別警戒区域」と言いまして、
木造家屋などは家ごと流されてしまいます。

土砂災害の危険性の高いエリアに住んでいる方も、
避難しないと命は守れません。

ぜひ自治体のハザードマップや
pasoboなどで自分がどのようなエリアに住んでいるのかを確認してください。

物を守るという部分では、
浸水しないエリアのご親戚の方などに荷物を預かってもらったり、
トランクルームなどを活用したりする選択肢もあります。

また命を守る部分では
台風の場合、事前に発生することが分かるため
「広域避難」または避難旅行とも言いますが
台風が来ないエリアに移動し、ホテルなどで過ごすのも
立派な非難になります。

特に小さいお子さんを抱えて、
避難が必要なエリアにとどまるのは、
お子さんの命を守る上でもリスクが高い行動です。
ぜひ広域避難をして
早めに台風の進路外エリアに避難してください。

③高潮

最後3つ目は高潮に対する対策です。

高潮は台風の影響で
気圧が下がり海面が吸い上げられ
強風により海水が吹きつけられ海面が異常に上昇します。
このような現象を高潮と呼びます。

高潮の対策も、自分の家が高潮のリスクがあるのか
確認していただくというのが、まず第1歩になります。

高潮のリスクの確認方法は「高潮ハザード」に
お住まいの自治体名を入れて検索すると分かります。

どういったリスクがあるのかをご確認ください。
例えば、江東5区で東京の東側のエリアで
高潮の被害が発生すると、広い範囲で
高潮の被害や浸水のリスクがあると想定されています。

以下の画像のように、
濃いピンク色の部分は「5メートル以上」ということで
建物1階2階だけではなく、3階以上にまで
水がくる恐れがあるエリアになります。

浸水被害のあるエリアに住んでいる場合は
垂直避難ではなくて広域避難(エリアの外に避難)をおすすめします。

江東区で高潮被害が発生した場合
水が引くのにどれくらい時間がかかるのかを表したのが以下の画像です。

オレンジ色の部分はなんと1週間以上水が引かないことが分かります。

赤ちゃんやお子さんを抱えて
1週間以上、家で籠城生活は現実的ではないと思います。

浸水被害のあるエリアに住んでいる方は
ぜひ早めの避難をお願いします。

台風は実際にくることが分かります。
また、スーパー台風が来るようなときは、
メディアや自治体からも避難の呼びかけがあります。

情報をいち早くキャッチして、
早く判断をして安全な場所に移動してもらうのが大事です。

まとめ

台風対策のポイントは

  • 暴風
  • 豪雨
  • 高潮

以上の3つに対しての対策をしていくことです。

一つ一つの備えが被害を軽減してくれることに繋がってきます。
まずは自宅のリスクを確認して、
どんな備えが必要なのかをご検討いただければ幸いです。

もし台風がきても、お子さんの命を守れるように備えていきましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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