NATSUMI OKUMURA
奥村奈津美
【防災アナウンサーが解説】防災リュックを作るときに必ずやってほしい4つ(動画あり)
防災リュックについてこのような悩みはありませんか?
- 防災リュック作ろうと思いながら、後回しになっている方
- 市販のリュックを買ったけど、クローゼットに入れっぱなしな方
- とりあえずあるけど、本当に役立つか分からない方
今回の記事では、防災リュックを作るときに
必ずやってほしいことを4つご紹介していきます。
4つ目はやっていないと、全く使えなくなってしまうので
最後までお読みいただきながら、
ぜひ一緒に作っていきましょう!
目次
動画でご覧になる方はこちら
防災リュックを作るときやってほしいこと4つ
①背負って走れる重さにする
②パッと取り出せる場所に収納する
③完全防備にする
④防水対策をする
①背負って走れる重さにとどめる
命を守ることが最優先です。
防災リュックを持ち出すことよりも、
命を守ることのほうが大事なので
走って逃げなくてはいけない状況も出てきます。
実際に防災リュックを背負って走ったことはありますか?
全力ダッシュをしないと、命を守れないエリアもあります。
お子さんを抱っこしないといけない場合は
子どもを抱っこし、さらに防災リュックを背負って
逃げなければならないこともあります。
そんな時はママリュック、ママバッグを
防災仕様にすることをオススメします。
詳細は前回の記事で紹介していますので、
ぜひ合わせてご覧ください。
» 前回の記事「【緊急時】必要な物をギュッと詰めてママリュックを防災仕様に!必須アイテム4つを解説(動画あり)」はこちら
マンションの場合、エレベーターはが止まっていなくても災害時、使うのはとても危険です。
そのため階段で降りなければなりません。
一度、防災リュックを背負って
急いで階段を降りてみてください。
②パッと取り出せる場所に収納
津波・土砂災害・火災などの際は、一刻を争います。
寝ぼけていても取り出せるように
「玄関の靴箱」がオススメです!
戸建ての場合は玄関以外にも
パッと持ち出せる収納場所があるかもしれませんが
マンションだったら玄関一択かなと思います。
もし玄関にスペースがない、という方は
椅子にもなる収納ボックスなどに入れるのはいかがでしょうか。
以前の家は下駄箱が小さかったので利用していました。
防災リュックと一緒に収納するもの
防災リュックと一緒に
- ヘルメット
- レインウエア
- ダウンジャケット
- ヘッドライト
- 手袋
など、避難するときに収納しておくと非難するときに
避難するときに必要なものをまとめて収納しておくと
逃げるときも慌てません。
③完全防備にする
避難しているときに身の安全を確保できるよう
完全防備して逃げましょう。
防災リュックを持ち出すことよりも
避難できる格好になることが実は大事です!
例)
夜だったら→ヘッドライトを付ける
雨だったら→レインウエアを着る(上下セパレートがオススメ)
寒い日だったら→ダウンジャケットなど防寒する
体が濡れると、低体温症のリスクも高まるので
濡れないよう完全防備で逃げましょう。
防災アナウンサー奥村の体験談:東日本大震災の時
地震発生時は慌ててパジャマや薄着で
外に飛び出してしまった方も多くいらっしゃいます。
実際に私も東日本大震災の時は
なにも着ずに慌ててマンションの1階まで
駆け下りました。
あの日は小雪がチラつくほど寒かったので
余震がつづく中、危険かもしれないマンションの中に
恐る恐る上着を取りに戻りました。
逃げるときは完全防備でお願いいたします。
お子さんを抱っこして逃げるときの注意点
靴を履かせることを忘れてしまうのを想定して
持ち出せるように予め準備しましょう。
子どもの靴はなかなか支援物資でも届かないうえ
サイズも色々あるため、ぜひ持ち出せるようにしましょう。
④防水対策をする
雨などで濡れてしまったら、
中身が使えなくなります。
私は防災リュック自体を防水ものにしていますが中身も全て小分けにしてジップロックなどに入れています。
このように防水対策をすることで、全滅を防げます。
まとめ
今回は防災リュックを作るときに
必ずやって欲しいことを4つお伝えしました。
どうしても中身ばかり注目してしまいますが、
避難途中で命を失ってしまっては意味がありません。
必ずやってほしいこと
- 防災リュックは走って逃げられる重さ
- パッと取り出せる場所
- 完全防備にする
- 防水対策をする
以上の4つをぜひ実施してください。
次回は「防災リュックのマストアイテム5選」についてお伝えしていきます。
それではまたお会いしましょう!