NATSUMI OKUMURA

奥村奈津美

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阪神・淡路大震災から27年

By Published On: 2022年1月17日Categories: Column, 防災0.1 min read

亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、ご遺族の皆さまにお悔やみ申し上げます。

声なき声に耳を傾け…今できることを。

 

この災害での一番の教訓は、地震に強い家に住むこと!ではないかと思っています。

 

以前、家賃を抑えるために安いアパートに暮らし、下敷きになった息子さんのご遺族を取材したことがあります。

 

阪神・淡路大震災以降、建物の基準はより厳しくなりましたが、

旧耐震基準(1981年6月より前)で建てられた建物は

残念ながらいまだに7000000戸(700万戸)にも上ります。

今後の大地震でも、同じように建物の下敷きになって、亡くなる人が後を立たない状況は続いているのです。

 

そして、NHKスペシャルで報じられたように

ビルに関しては耐震基準を満たしていない建物が把握されていない状況です。

 

改めて、耐震基準を確認し、耐震診断・耐震補強を受けること、

ハザードマップなどで地域のリスクを知ること

この基本無くしては、どんな防災グッズを買っても、命は守れません。

 

私が理事を務める「防災住宅研究所」では、

阪神淡路大震災の被災地で窓ガラス一枚も割れることなく無傷だった建築工法(壁式鉄筋コンクリートパネル組立造)があることを一人でも多くの方に知ってもらえればと活動しています。

(地震以外の災害でも被害が最も少ないことを証明しています。)

防災住宅研究所のHPはこちら▶︎https://bousai-jyutaku.jp

 

とはいえ、現実問題、

家を住み替える、立て替えることは本当に難しいことだとも実感しています。

(私の実家も恐らく大地震では倒壊するのではと思い、できることはないかと模索しているところです。)

 

私の防災講座に参加してくださっている方の中にも

旧耐震基準の方も、危険なエリアに住んでいる方もいらっしゃいます。

もちろん先日の潮位変動のように、想定外な災害は起こり、防げないこともありますが、

想定されている災害への対策で最も大事なことは分かっているのに

それが実現できないことに、もどかしい気持ちでいます。

 

みんなが災害に強い家に住むことができたら

直接死も、その後の避難生活での災害関連死も減らせるのに

教訓を生かしたくても、生かせないていない現実を目の当たりにしています。

 

これから住む家を探す!建て替える!という方がいたら

ぜひ、災害に本当に強い工法を選んで欲しいです。

 

そして、家が倒壊するほどの地震でなくても、

家具が倒れたり、家電が飛んできたり、ガラスが割れたりすることで命を失う恐れがあります

(過去の地震では、本棚ではなく本の下敷きになって亡くなった方もいます)

火災は地震が発生しなくても、年間1326人(そのうち住宅火災は899人)が亡くなっています。(令和2年消防庁)

せめて、家具家電の固定、ガラスの飛散防止フィルム、消火器など初期消火の備えだけは

今日のうちに確認してもらえたら幸いです。

 

このコラムを読んでくださっているのは、それらの基本の対策は完璧!という方がほとんどとは思うのですが、

阪神・淡路大震災の日だからこそ強く思う、基本の対策、家の重要性について、今日は発信してみました。

汗水流して稼いでお金を注ぎ込んでいる家のせいで死ぬことほど、悲しいことはないのではないでしょうか。

お忙しい中読んでくださり、ありがとうございます。

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