NATSUMI OKUMURA

奥村奈津美

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福島第一原発20キロ圏内ツアー②浪江町ⅰ

By Published On: 2015年11月24日Categories: Column, 3.11 東日本大震災, フクシマ0.7 min read

20キロ圏内に入って30分ほどが経過し、浪江町に入りました。

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検問所のような場所があり、警察官が外に立っていました。

ここからは、通行許可証がないと入れないそうです。(このツアーでは、NPOの方が事前に申請してくださいます)

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雨の中、ご苦労様です。

浪江町は、全域が避難区域の対象となり、

避難区域の中で最も多くの住民、約19000人が避難している町です。

IMG_6608出典:経済産業省

まず最初に訪れた海側のエリアは、避難指示解除準備区域。

南相馬市小高区同様、4年半経っても、地震の被害がそのまま残っています。

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一階部分が押しつぶされた建物。(看板が地面に付いていました)

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柱が傾いた家屋。

 

そして、庭先には、フレコンバックが置かれていました。

除染で出たゴミが入っていると思われます。

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道沿いにもフレコンバック

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そのフレコンバックが積み重ねられた、仮置き場。異様な光景です。

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ガイドのNさんは、

「放射性物質は、目に見えない、臭わない、感じないものですよね。

でも、こうやって黒いフレコンバックに入れられて集められると、可視化されるんです。」

 

確かに、目の前にある大きな黒い塊が、放射性物質でできていると思うと、恐ろしくなります。

しかも、フレコンバックに入っているから安全!という訳ではないのです。

「フレキシブルコンテナや大型土のうは、除染で発生した除去土壌などを入れて保管する容器で、
容器自体には放射線をさえぎる機能がありません。」引用:除染情報プラザ

 

Nさん曰く、ガイドのために20キロ圏内に入るたびに、仮置き場がどんどん増え、

フレコンバックの数も多くなっていっているそうです。

除染が進めば進むほど、原発事故のゴミが可視化され、置き場所に困る…この問題については後程触れます。

環境省の除染情報サイトに、除染の進捗状況が公表されています。

 

では、20キロ圏内の津波被害も受けた地域はどうなっているのでしょうか??

福島第一原発20キロ圏内ツアー③浪江町ⅱ

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