NATSUMI OKUMURA
奥村奈津美
線状降水帯発生 今夜は安全な場所でお過ごしください
6月になり台風・豪雨と今年もこの季節が来てしまいました。
線状降水帯とは？
強い雨を降らせる積乱雲が行列になって襲ってくるもの。
次々と積乱雲が発生して同じところで雨が降り続来ます。
そのため、短時間で状況が変わります。
今日もこれまでに
高知、和歌山、奈良県で
線状降水帯発生情報が出ています。
最近の水害のほとんどがこの線状降水帯によるものといっても過言ではない、
つまり、大雨災害の危険度が急激に高まる恐れがある思ってください
ただ、いつどこで発生するのかというのは
なかなかピンポイントでの予測はまだ難しい
今日は気象情報を自分で取りに行くというのを積極的にお願いします。
今やって欲しいことが３つあります。
1️⃣ 自分の家のリスクを確認してください
避難しないと命を守れない大変危険なエリアが３つあります。
１）土砂災害の恐れがあるエリア
２）寝室が水没してしまうような浸水想定のエリア
３）家屋倒壊等氾濫想定エリア（川が氾濫すると木造家屋などは流される）
◼️危険なエリアの確認方法は？
ハザードマップを見てください！とよく言われますが、
見てもわからない、という方が大変多いです。
そこで、今年3月＃pasoboという無料サービスを作りました。
住所と家族の構成などを入力するだけで
自宅のリスクが、1分で分かるというものです。
分かること
・自宅がどのくらい浸水するのか？
・土砂災害のリスクはあるのか？
表示されます。
国交省など国のデータを元に、位置情報でピンポイントの浸水想定がわかるので
〇〇川が氾濫すると○.○m、何階まで水が来てしまうのか？というが分かるようになっています。
2️⃣ 避難のタイミングを確認する
避難しないと命が守れないエリアの方は
躊躇わず避難をお願いします。
明るいうちに！
浸水が始まる前に！
避難してください
豪雨の中は危険です
車での避難も危険です
早めの避難をお願いします。
【大雨警戒レベル】
避難の目安は
大雨警戒レベル３、もしくは４です。
レベル３
ご高齢の方、障がいがある方、小さいお子さんがいる方
避難に時間がかかる人はこのタイミングで避難を開始してください
レベル４
危険な場所にいる人はレベル４までに避難をお願いします
自治体の防災情報メール・HP・アプリ・ツイッターなども確認して欲しいですが
↓
【キキクル】
ぜひ、この機会に、気象庁の
「キキクル」というサイトを開いてみてください。
近くの川や土砂災害が起きやすい場所が
何色かになっているか確認してください
黄色→赤→紫→黒と危険度が上がっているのですが、
赤い色になっていたら→レベル３
紫になっていたら→レベル４相当の状況です。
黒は手遅れ、災害が発生している恐れもある
自分の地域が今どういう状況になっているのか確認してください。
【川の防災情報】
川の様子を見に行くのは危険です
国交相の「川の防災情報」というページで河川カメラを見ることができます
3️⃣ 今夜やって欲しいこと
崖から離れた２階の部屋
浸水するような低層階の方もなるべく高い階で
お休みください
排水管が下水が逆流してくる恐れもある
低層階の方は
トイレ・風呂場・キッチンなどの排水溝に
水のうで蓋をしてください。
防災リュックの雨対策はできていますか？
濡れたら中身が使えなくなります。
濡れると低体温症の恐れも
できれば豪雨の中の避難はやめてほしい
でもどうしても移動しなくてはいけない場合
レインウエア、ヘルメット、長靴など完全防備でお願いします
先日実験したのですが、長靴でもスニーカーでも歩きづらく危険
浸水した中を歩くことは危険なので、その前に避難してほしいです。
関東甲信は今夜から明日の朝にかけて線状降水帯の恐れ
不安な人は安全な場所でお休みください
ホテルなども避難先の一つです。
そして！危険な場所に住んでいる
おじいちゃん、おばあちゃんに
暗くなる前に電話してください。
空振り避難は避難訓練、避難はタダでできます！
荻上チキ・Session TBSラジオで備えについてお話ししました
↓（タイムフリーで聴けます）
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