NATSUMI OKUMURA
奥村奈津美
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福島第一原発20キロ圏内ツアー⑥大熊町
福島第一原発は、双葉町と大熊町の境にあります。
大熊町の国道6号線を南下しながら見た原発
天候が悪く、はっきりはしませんでしたが、排気筒が並んでいるのは分かりました。
そして、原発から1.5キロの距離まで近づきました。
車の中でも、どんどん放射線量が上がっていくのが分かりました。
だからといって、何か見える訳でも、感じる訳でもありません。
線量計の針だけが動いているのです。
一瞬しかいませんでしたが、恐怖を感じました。
そして、今、このコラムを綴りながらも、不安な気持ちになります。
原発事故が起きた当時、ここから避難した皆さんは、どんな気持ちだったのでしょうか…
原発がどうなっているのか?何が起こっているのか?
正確な情報のない中、線量計も持っていなかったでしょう…
何が安全で、何が危険なのか、それを判断する術もない中、ただただ避難する。
そして、まもなく5年が経つ現在も避難したままです。
原子力災害とはどういうことなのか、突きつけられます。
大熊町も、国道6号線沿いは、帰還困難区域になっています。
両側に柵がある道…
この異様な光景を見てどう感じますか?