3.11 東日本大震災 Column フクシマ

福島第一原発20キロ圏内ツアー①南相馬市

2015年11月24日

東京電力福島第一原子力発電所の事故から4年半。

初めて20キロ圏内に入り、自分の目で確かめてきました。

 

震災後、福島市、新地町、郡山市、いわき市、広野町と

福島は何度も取材で訪れましたが、20キロ圏内に入るのは、今回が初めて。

(報道の仕事をしているのに、恥ずかしいです。)

 

参加したのは、NPO法人 野馬土が主催するツアー。

「福島第一原発20キロ圏内ツアー」で検索し、

たまたま見つけたのが、このページ→今こそ、東北へ。でした。

早速、担当者にメールすると、すぐに返信がありました。

どうやら、ツアー日時は決まっていないようで、

自分の希望に合わせて、日時を調整してくれました。

メールや電話で数回やり取りして、申し込み完了。

ツアー3日前には、担当してくれるガイドの方が、直接、電話をくださり、

仙台からバスで向かうことを伝えると、バスの名前や時間など丁寧に教えてくれました。

 

そして、ツアー当日。

午前11時

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集合は、福島県南相馬市にある原ノ町駅。

(仙台駅からバスで2時間ほど)

バスの到着時間に合わせて、ガイドの方が出迎えてくださいました。

 

この日の参加者は、私一人。

ガイドの方の車で、マンツーマンで案内してもらえるという、貸切ツアーでした。

 

今回、お世話になったガイドのNさん(以下Nさん)

南相馬市在住の70歳。元教師で、
1970年代から40年以上、反原発運動をしてきたそうです。
しかし、福島第一原発の事故が起きてしまい、
防げなかったことに申し訳ないという気持ちが募り
「一人でも多くの人に原発災害の現実を知ってもらえれば…」
2、3年前から、週に1、2回、原発事故の被災地を案内しているそうです。

 

そんなNさんの車に乗り込んで、ツアースタート。

 

今回は、いわゆる20キロ圏内、

南相馬市から浪江町、双葉町、大熊町、富岡町と、国道6号線を南下し、

また、北上して戻ってくるということでした。

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ただ、ツアーのスケジュールは、特に決まっていないそうで、

「見たいところ、車を止めて欲しいところがあったら教えてください」とNさん。

 

出発して10分後。

「ここが20キロ圏外、最後の食堂です」

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ドライブインはなぞの
残念ながら、この日は定休日でしたが、
Nさん曰く、震災後、ずっと営業を続けている貴重な食堂だそうです。

 

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そして、

「ここから20キロ圏内です」。

 

と言われても、

目に見えて何かが変わったり、

何かを感じたりする訳ではありません…

でも、そこを境に、人が住むことができないのです。

 

ここは、

南相馬市小高区。

福島第一原発から20キロ圏内にあり、避難指示解除準備区域になっています。

つまり、宿泊や居住はできない地域。すべての住民が避難しています。

 

※南相馬市は、帰還困難区域、居住制限区域、避難指示解除準備区域に指定されている地域があります。
避難区域については、福島復興ステーションでご確認ください。

 

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国道沿いは、

屋根にシートが張られたままの家々

(地震直後は、揺れで瓦がずれてしまった屋根から雨漏りしないように、シートで応急処置している様子が、
被災地の至る所で見られましたが、20キロ圏内は4年半経っても変わらずその光景がありました)

窓ガラスも割れたままの店など。

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生憎の雨でしたが、

車は行き交い、復興へ向けて作業されている方の姿が見られました。

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建物を解体している人。

除染で出たゴミの仮置き場の建設している人。

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Nさん

「この広大な土地に、あの黒いフレコンバックの山ができる。その横に住みたいと思いますか?」

ここ南相馬市小高区は、来年春の帰還を目指して準備を進めているそうです。

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※帰り途、夜の小高区も訪れました。→のちほどアップします。

 

南下を続け、浪江町へ…

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